年が明けてあっという間に2月になってしまいました。
まだまだ、寒い日が続きますが今日はこの時期に起こりやすい怪我と予防のお話です。
寒い時は、筋肉が硬くなりやすく当院でも寝違え・ぎっくり腰・肉離れなど多くなっています。
<寒い時期のリスク>
- 筋肉の温度が下がり硬くなる
寒いと筋肉が冷えて血流が悪くなります。
そのため、筋肉の伸び縮みがうまくできず筋肉や関節のけがにつながります。
古くて硬くなったゴムのようなイメージです。
急に体を動かしたり、スポーツでの急な身体の切り替えし、ダッシュ・ストップ動作などで痛めやすいです。
- 血圧・心拍数が上がりやすい
外気温が寒いと交感神経が緊張し血管が収縮することにより血圧が上昇します。
血圧が上昇すると心臓への負担が大きくなり狭心症や心筋梗塞などのリスクが高まります。
普段あまり運動されない方が急激に身体を動かすときは注意が必要です。
- 古傷の痛みがでやすい
寒さにより冷えることで血流が悪くなったり、天気の急激な変化など気圧の影響を受けたりして痛みを感じることもあります。
<寒い時期の対策>
- 準備運動(ウォームアップ)をしっかり行う
ウォーキングやジョギングをして身体を温め、その後ストレッチで筋肉の柔軟性を出し関節の可動域を広げます。
この時のストレッチは、ラジオ体操のような身体を動かしながらの動的ストレッチがお勧めです。
- 運動後にはストレッチを行う
運動前だけでなく、運動後にしっかりストレッチを行うことで疲労回復を早める効果もあります。
この時は、ゆっくり伸ばしていく静的ストレッチがお勧めです。
- 防寒・防水・速乾性のある服装で行う
身体を温め、すぐに身体を冷やさないためにも服装は大事です。
薄めの物を重ね着して体温調節ができるようにしましょう。
首・お腹・手首・足首を温めると身体全体が温まります。
- 冷たい飲み物は避ける
冷たい飲み物だと消化器系が冷えてしまい、内臓を温めるために余分なエネルギーが必要になります。
常温の飲み物や温かいものがお勧めです。
- 気温が低い時は長時間外で過ごさないようにする
長時間温度の低いところにいると心臓に負担がかかってしまします。
冬場にけがなく快適に過ごすためにもしっかり対策をしましょう。
身体が冷えてけがをするのはスポーツをするしないにかかわりません。
日常的にストレッチや身体を温める服装など取り入れて過ごしましょう。