前々回と正しい立ち方・座り方のお話をしました。
今回は、歩き方についてです。
まず、正しい歩き方をするには正しく立てることが必要になってきます。
再度、立ち方のセルフチェックをおさらいしましょう。
<立ち方セルフチェック>
壁を背にして立ち、かかと、お尻、肩、頭、ふくらはぎを順番につけていきます。
腰の後ろに手の平1枚分くらいのすき間が空くのが理想です。
正しい立ち方は、出来るようになりましたか?
詳しくは【姿勢】正しい立ち方をご覧ください。
正しい立ち方を毎日数分でもいいので意識しましょう。
<間違った歩き方を続けた場合>
歩き方は筋力不足や体に痛みがある場合などにも間違ったものになりやすいです。
間違った歩き方が続くと体のいろんなところに負担がかかり不調や痛みが出てしまします。
また、「歩くのが辛い」「歩くとすぐ疲れる」という方は、筋力が不足し余計疲れるから歩きたくないという悪循環に陥り歩けなくなってしまう可能性があります。
そうなると将来的にロコモティブシンドロームやサルコペニアなどになってしいます。
<正しい歩き方>
- 軽く顎を引き、目線は20~30m程度遠くを見る。
- 上から糸でつられている感じで軽く胸を張り、重心を高く置く。
- 肩・腕の力を抜き自然に振る。(ウォーキングの場合は、肘を曲げ後ろに引くことを意識する。)
- お尻を軽く引き締める。
- 膝は伸ばし、気持ち歩幅を広めにとる。
- 踵から地面につき、足の外側→小指の付け根→親指の付け根を通り親指で地面をける。
<ウォーキングで健康維持のためには>
中之条研究によると1日の平均歩数8,000歩以上でその中に20分以上速歩などの中等度の運動をすることで健康維持・増進、健康寿命の延伸に効果があることがわかりました。
正しい立ち方・座り方・歩き方を意識し、行うだけで肩こりや腰痛などが改善することも多々あります。
身体の不調を訴えている方は、間違った使い方をしていることも少なくありません。
ぜひ一度ご自身の立ち方・座り方・歩き方をチェックしてみてください。
参考:中之条研究 http://kenju-jp.com/nsystem/