こんにちは 京町通り整骨院 別宮です。
梅雨の終わりのような雨が降り、また急に気温が上がりそうですね。
こういう気候の時は、特に熱中症に注意が必要です。
熱中症とは、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気のことです。
重症度によって、次の3つの段階に分けられます。
Ⅰ度:現場での応急処置で対応できる軽症
- 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
- 筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
- 大量の発汗
Ⅱ度:病院への搬送を必要とする中等症
- 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感
Ⅲ度:入院して集中治療の必要性のある重症
- 意識障害、けいれん、手足の運動障害
- 高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)
熱中症を引き起こす条件
環境 | 体 | 行動 |
気温が高い 湿度が高い 風が弱い 日差しが強い 締め切った室内 エアコンがない 急に暑くなった など | 高齢者・乳幼児・肥満 障害のある人 持病がある人 低栄養状態 脱水状態 体調不良 など | 激しい運動 なれない運動 長時間の屋外作業 水分補給しにくい など |
発生場所も住宅などの室内が39.4%、道路が17%を占めています。(総務省H29~R3年調査)
予防・対策
- 水分をこまめにとる
- 塩分を程よくとる
- 睡眠環境を快適にする
- 丈夫な体を作る
- 気温と湿度を気にする
- 室内を涼しくする
- 衣服の工夫する
- 日差しをよける
- 冷却グッズを使う
熱中症はどんな症状?
気温や湿度が高い環境のなかで、顔がほてる、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、けいれんがある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱い、汗のかき方がおかしいなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。
なかでも、高体温、汗をかいていなくて触ると熱い、ズキンズキンとする頭痛、めまいや吐き気、意識障害がある場合は、重症です。
熱中症の応急処置
すずしい場所に移動する
衣服を脱がし体を冷やし体温を下げる
塩分や水分を補給する
効率的に体温を下げるには、頸動脈やわきの下・鼠径部、腕から手、足を冷やすことや経口補水液・アイススラリーを飲むことが有効です。
熱中症は命にかかわる危険な症状です。
意識がない、自力で水分補給できない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。