超音波とは、人間の耳では聞こえないほど高い周波数(20kHz以上)で振動する音波と定義されています。この超音波の機械的振動を生体に照射して、治療効果を上げるのが超音波療法です。

超音波を照射すると、1秒間に100万回から300万回の機械的振動によって生体組織が加温され、生体内にある数μmの微小な気泡が圧縮と拡張を繰り返し、細胞膜を適度に刺激して細胞を活性化させます。

超音波の生理的な作用は、温熱的効果と非熱効果(機械的効果)に分けられます。
温熱効果としては、

  • 組織の伸展性を高める。
  • 血流の改善を行い循環不全による疼痛緩和を行う。
  • 筋紡錘の緊張をなくし筋スパズムの改善を行う。
  • 骨格筋の収縮機能を改善する。

などか挙げられます。

機械的効果としては、

  • 微細振動による細胞膜の透過性や活性度を改善させ、炎症の治癒を高める。
  • 細胞間隙の組織液の運動を活発にして浮腫を軽減させる。

という効果があります。

 周波数を変えることにより、2~3cmの浅部から6~9cmの深部まで十分な効果を得ることができ、一般外傷や運動器系の急性期及び慢性期の痛み、またスポーツ障害など様々な障害で幅広く活用されています。

当院ではしっかりとカウンセリングを行い、一緒にあなたに合った施術プランを考えていきます。

些細なことでもお気軽にご相談ください。