捻挫・打撲・挫傷について

捻挫

捻挫とは、外からの力が加わることにより関節を支えている靱帯や関節包などの軟部組 織、軟骨が損傷することです。捻って起こるケガです。

症状は、患部の腫れや痛みです。靱帯の損傷が大きいほど痛みと腫れは強くなります。ただし、痛みを自覚しにくい靱帯もあるので、捻ったと思ったら症状の有無に関わらず受診す ることが大切です。この他、関節のぐらつきや動きの制限、内出血などが生じることがあります。

捻挫ぐらい大丈夫だとほっておくと軽度でも痛みが長引いたり、不安定感が残ったりすることもあります。特に怪我してすぐの対応が大切になってきます。

当院では、急性期(怪我してから3日間)は、腫れや出血を最小限にとどめるためにハイ ボルテージ等の特殊電気治療器やアイシングを行い、テーピングなどを使い固定します。 亜急性期(怪我して3~7日)は、アイシングや固定に加え手技療法・特殊電気治療を用い、周りの筋緊張を取っていきます。

回復期(怪我して7日〜)には、固定して動きの悪くなって いる関節を柔らかくし、痛めた靱帯の周りに筋肉に対してトレーニングを行っていきます。

打撲

打撲とは、体の一部をぶつけたり、転んだりしたときに軟部組織が損傷を受けたケガです。

“打ち身”と言われることもあります。 症状は、出血と炎症が起こり内出血による皮膚の変色(青あざ)、痛みや腫れが起こります。

コンタクトスポーツなどで起こる激しい打撲や適切な処置をせず再度打撲してしまうと外傷性骨化性筋炎が起こることもあります。これは、筋肉の中に骨組織が作られるのが特徴です。

当院では、急性期(怪我してから3日間)は、出血・腫れを最小限に抑えるためにアイシング・特殊電気治療器を使い、状態によってはテーピングなどを用いて固定し、安静を保ちま す。その後は、手技療法・特殊電気治療器を用い、痛みの緩和・筋緊張緩和・組織の早期修復を促していきます。

肉離れ(挫傷)

肉離れ(挫傷)とは、急に走ったりジャンプをしたりしたとき・全速力で走った時などの動作で、筋肉が強く収縮されたときに筋肉の一部が損傷するケガです。

当院では、急性期(怪我してから3日間)は、出血・腫れを最小限に抑えるためにアイシング・特殊電気治療器を使い、状態によってはテーピングなどを用いて固定し、安静を保ちます。

その後は、手技療法・特殊電気治療器を用い、痛みの緩和・筋緊張緩和・組織の早期修復を促していきます。

捻挫・打撲・挫傷は、軽視される傾向がありますが、傷ついた靱帯や緩んだ関節はなかな か治りません。その為、初期対応が重要になってきます。

怪我したときの応急処置の基本は“PRICES”処置です。

PRICESとは

P:保護Protect
R:安静 Rest
I:冷却 Ice
C:圧迫 Compression
E:挙上 Elevation
S:安定/固定
Stabilization/Support

特に冷却(アイシング)が重要になります。
怪我したときは、必ず氷水で15分、60分程度インターバルを置いて再度冷やします。
急性期(怪我して3日間)はこれを繰り返します。当日・翌日には、受診しましょう。

〒210-0848 神奈川県川崎市川崎区京町2-24-2 1F

月〜金:10:00〜13:00
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